【専門家が解説】肩の後ろが痛い原因とケア法

肩の後ろが痛い

「肩の後ろが痛い、そしてズーンと重く、仕事に集中できない…」「首を回すと痛みが肩甲骨まで響く…」
そんな症状にお困りの方は少なくありません。肩の後ろの痛みは、単なる“肩こり”と思われがちですが、放置すると慢性化したり、さらに神経圧迫につながることも。

この記事では、柔道整復師の専門的知見と医学的根拠に基づき、痛みの原因と対処法、そして整骨院での施術、自宅で今すぐできるセルフケアまでわかりやすく解説します。

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肩の後ろとは、一般に肩甲骨周囲のエリアを指します。この部位には以下の筋肉や神経が密集しています:

  • 僧帽筋(背中の表層にある広い筋肉)
  • 肩甲挙筋(首と肩甲骨をつなぐ)
  • 棘下筋・小円筋(回旋筋腱板の一部)
  • 菱形筋(肩甲骨を内側に引く)

これらの筋肉の過緊張、または微細な損傷、神経の圧迫が痛みの原因になります。

生活習慣による要因

  • デスクワーク中の猫背、そして前かがみ姿勢
  • スマホ、またはタブレットの長時間使用
  • 育児や家事での“左右非対称動作”
  • リュック、またはバッグの偏った使用

医学的な要因

  • 肩甲上神経絞扼症候群:肩甲骨の裏で神経が圧迫される
  • 筋筋膜性疼痛症候群(MPS):筋肉に生じたトリガーポイントが原因
  • 頚椎症性神経根症:首の骨の変形、またはヘルニアによって神経根が圧迫される状態

症状の特徴

  • 肩甲骨内側、または外側にズキズキとした痛み
  • 動かしたときだけでなく、安静時にも重だるさが残る
  • 首、そして腕にまで痛みが放散することも

セルフチェック法

チェック① 肩甲骨寄せテスト

両手を腰に当てて肩甲骨をぎゅっと寄せた時に痛みがあるか?

チェック② 首の側屈テスト

首を左右に傾けたときに肩甲骨付近に痛みが広がるか?

チェック③ ボール圧迫テスト

テニスボールを肩甲骨の裏に当てたとき、響くような“奥の痛み”があるか?

病院での治療

  • レントゲン・MRIによる検査
  • 神経ブロック注射(神経由来の痛みに)
  • リハビリ(理学療法士による運動療法)
  • 内服薬・湿布の処方

整骨院・整体での施術

  • 筋膜リリースでの癒着除去
  • トリガーポイント療法で深層筋にアプローチ
  • 猫背、そして巻き肩の矯正による根本改善
  • 必要に応じて医療機関との連携

① 肩甲骨寄せストレッチ(姿勢改善・背中の筋肉活性)

期待できる効果: 菱形筋、そして僧帽筋の働きを促し、猫背や巻き肩をリセット。

やり方:

肩甲骨寄せ
  1. 床、または背もたれのある椅子に浅く腰かけ、背筋をまっすぐに伸ばします。
  2. 両肘を肩の高さに持ち上げ、肘を後ろに引いて肩甲骨をギュッと寄せます。
  3. そのまま10秒キープ。深呼吸をしながら行いましょう。
  4. 力を抜いてリラックス。これを3セット繰り返します。

🔸ポイント:肩をすくめず、肩甲骨同士を「くっつける」イメージで。

② 棘下筋ボールリリース(肩の奥のコリに)

期待できる効果: 肩甲骨の下、そして後ろ側のコリやトリガーポイントを緩めます。

やり方:

棘下筋
  1. テニスボールを用意し、仰向けで寝転びます。
  2. 肩甲骨のやや外側・下のあたり(棘下筋付近)にボールを当てるようにセット。
  3. 軽く体を前後に揺らし、ボールが「気持ちいい痛さ」を感じる場所に当たるように調整します。
  4. そのポイントで30秒程度キープ or ゆっくり動かす

🔸ポイント:痛すぎると逆効果。心地よい圧を意識して!

③ 肩甲骨はがしストレッチ(肩甲骨の動きをスムーズに)

期待できる効果: 肩甲骨の可動域改善、そして肩の重だるさや違和感の軽減。

やり方:

キャット&カウ
  1. 四つん這いの姿勢になります(手は肩幅、膝は腰幅に開く)。
  2. 息を吐きながら、背中を丸めて肩甲骨を外に広げるようにします(いわゆる“猫のポーズ”)。
  3. 次に息を吸いながら、背中を反らせて肩甲骨を中央に寄せます(“牛のポーズ”)。
  4. この動きをゆっくりと5〜10回繰り返します

🔸ポイント:呼吸を止めず、背骨を波のように動かすイメージで。


📝注意点

無理のない範囲で毎日続けることが大切です。そして痛みが増すときは中止しましょう。ストレッチ前後に**温める(入浴・蒸しタオル)**とより効果的

姿勢の見直し

  • パソコンモニターの高さを目線と同じにする
  • 肘、そして前腕が90度になるようデスク環境を整える
  • 1時間に1回の肩回し、または軽いストレッチを習慣に

エルゴノミクスグッズの活用

  • 骨盤サポート付きチェアクッション
  • モニターアームで目線調整
  • デスクワーカー向けの姿勢矯正ベルト
Q1. 痛みは3日以上続いている?

├─▶ NO → 一時的な痛み。まずはセルフケアで様子を見ましょう

└─▶ YES

Q2. 日常生活(仕事・家事・育児)に支障が出ている?

├─▶ NO → 軽度の不調かも。ストレッチや姿勢改善を

└─▶ YES

Q3. しびれ・力が入らないなど神経症状がある?

├─▶ YES → ★病院(整形外科)での受診をおすすめ!

└─▶ NO → ★筋肉や姿勢の問題の可能性。
整骨院・整体での施術を検討しましょう

肩の後ろの痛みは日常の姿勢、または動作の癖が積み重なって生じることが多い症状です。
早めのセルフケアと必要に応じた整骨院、または病院の受診が長引く不調を防ぐ鍵になります。

気になる症状があるなら、まずは簡単セルフチェック!
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Q1. 湿布だけで肩の後ろの痛みは治りますか?
A:炎症による痛みには効果的ですが、筋膜、そして神経が関与する場合は根本解決になりません。

Q2. 整骨院と病院、どちらに行くべきか迷っています。
A:神経症状(しびれ、そして力が入らない)があれば病院。筋肉の痛みやコリなら整骨院が効果的です。

Q3. 痛みがないときでもストレッチはした方がいいですか?
A:はい。予防として毎日の軽いストレッチがとても効果的です。

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