右のお尻が痛い原因と対処法5選【専門家解説】

右のお尻が痛い

右のお尻が痛い!ズキッとした痛みを感じたり、長く座っていられない、そして歩いているとだんだん痛くなる…。そんな症状に悩んでいませんか?
この記事では、柔道整復師の視点から「右のお尻の痛み」の原因を解剖学・運動学的に解説し、症状の見分け方や自宅でできるセルフケア、そして受診の目安まで詳しくお伝えします。

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右のお尻の痛い原因はさまざまですが、筋骨格系の構造的なアンバランスが関与するケースが多いのが特徴です。

構造的な要因

  • 中殿筋・梨状筋などの筋緊張
    • 骨盤の安定性を担うこれらの筋肉に過度なストレスがかかると、右のお尻に局所的な痛みを引き起こすことがあります。
  • 股関節の可動性低下や骨盤のゆがみ
    • 片足重心・脚組み・ハイヒールなどによる慢性的なバランス不良が、右側の骨盤に負荷をかけ、そして痛みを誘発します。
  • 腰椎からの神経由来の関連痛
    • 腰椎4〜仙骨部の神経圧迫(特にL5〜S1)が、殿部外側、そして後方への放散痛として現れることもあります。

姿勢・動作習慣

  • 長時間の片側座位(右に傾いた座り方)
  • 右足重心での立位姿勢
  • 右利きによる片側動作の偏り

以下のような症状がある場合、医療機関への受診をおすすめします。

  • 安静にしても改善しない強い痛み
  • 腰から足先にかけてしびれがある
  • 排尿・そして排便に異常がある
  • 転倒、そして打撲後に痛みが出た
  • 熱感、そして腫れを伴う(感染・炎症の可能性)

特に神経症状、または内科的疾患が疑われる場合は、整形外科の受診が必要です。

構造的な筋肉のアンバランスに起因する痛みは、正しいストレッチ、そして運動で改善できるケースが多くあります。以下に5つの有効なセルフケアをご紹介します。

① 【寝ながら】お尻の外側ストレッチ(中殿筋)

効果: お尻の外側(中殿筋)の緊張を和らげ、股関節の可動域を改善

右のお尻ストレッチ

やり方:

  1. まず仰向けに寝る
  2. 次に右足を左足の外側にクロスさせ、左手で右膝を軽く押さえる
  3. そして右肩が床から浮かないように注意しながら30秒キープ
    → 3回

ポイント:
お尻の横が気持ちよく伸びる感覚があればOK。無理なねじりは避けましょう。

② 【寝ながら】お尻の奥ストレッチ(梨状筋)

効果: 坐骨神経に干渉しやすい梨状筋をゆるめて、神経への圧迫を緩和

梨状筋ストレッチ

やり方:※画像とは反対のやり方をしてください。

  1. まず仰向けに寝て、右足首を左膝の上に乗せる(4の字)
  2. 次に左太ももを両手で抱えて胸に引き寄せる
  3. そして、お尻の奥が伸びる位置で30秒キープ→ 3回

ポイント:
背中が反らないように、腰を床に付けておくのがポイントです。

③ 【四つ這いで】背中・骨盤ゆるめストレッチ(キャット&カウ)

効果: 骨盤・腰椎・殿筋の動きを整え、緊張をゆるめる

お尻のストレッチ:キャット&カウ

やり方:

  1. まず四つ這いになる(肩の下に手、股関節の下に膝)
  2. 次に息を吐きながら背中を丸めて目線はおへそ
  3. そして息を吸いながら背中を反らせて目線は前方
    → ゆっくり10回繰り返す

ポイント:
呼吸と動きを連動させることでリラックス効果も高まります。

④ 【横向き】股関節の貝殻エクササイズ(外旋ストレッチ)

効果: 股関節の安定性と筋バランスを整える

クラムシェル

やり方:

  1. まず横向きに寝て、両膝を90度に曲げる
  2. 次に足をつけたまま、上の膝だけを開く
  3. そしてゆっくり15回 × 3セット

ポイント:
骨盤が動かないように意識して。お尻の横がじんわり熱くなってきたら効いています。

⑤ 【仰向け】両ひざ抱えストレッチ(大臀筋+腰)

効果: お尻全体と腰部のリラックスに最適

やり方:

  1. まず仰向けに寝る
  2. 次に両膝を胸に引き寄せて両手で抱える
  3. そしてゆっくり深呼吸しながら30秒キープ
    → 3回

ポイント:
余裕があれば左右に小さくゆらゆら揺れてもOK。腰とお尻がやさしく伸びます。

セルフケアを1〜2週間行っても症状の改善が見られない場合は、以下のいずれかの対応が必要です。

  • 整形外科での画像診断(レントゲン・MRI)
  • 理学療法士による運動療法の指導
  • 柔道整復師、または整体師の姿勢評価とアプローチ

特に慢性化した痛みや姿勢に問題がある場合、構造的評価と運動再教育の専門的なサポートが有効です。

柔道整復師として臨床現場においてよく遭遇するのが、

  • 股関節外旋筋の過緊張による骨盤のねじれ
  • 左右非対称の重心と歩行パターン
  • 腰椎〜仙腸関節のモビリティ低下

などによる構造的なアンバランスです。

施術では、以下のような手技が効果的です。

  • 骨盤・股関節のアライメント調整
  • 筋膜リリースや関節モビライゼーション
  • 自宅で継続できる運動指導(再教育)

右のお尻の痛みは、筋肉・関節・神経の複雑な相互作用で生じることが多く、放置すれば慢性化しやすい症状です。
しかし、自分の体の癖や姿勢を理解し、適切なセルフケアや専門家のサポートを受けることで多くのケースは改善可能です。

Q. 痛みがある時にストレッチしても大丈夫?

A. 強い痛みがある場合は避け、軽度な張り感・違和感程度であれば無理のない範囲で行いましょう。

Q. 片側のお尻がずっと痛いのは病気の可能性がありますか?

A. 神経障害・腰椎ヘルニア・仙腸関節障害の可能性もあります。しびれや感覚異常を伴う場合は早めに受診しましょう。

Q. 歩くと痛くなるのは坐骨神経痛?

A. 坐骨神経が関与している可能性はありますが、原因は筋肉・関節・神経など多岐にわたります。検査を受けることが確実です。

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