O脚の治し方|見た目・痛み・将来への不安に専門的アプローチ

1. はじめに
O脚の治し方・・・「鏡を見るたびにO脚が気になる…でも、病院に行くほどじゃない?」そして「検索ばかりして、どの情報が本当かわからない」「ストレッチを試したけど、効果があったのか微妙…」
実際、私の整骨院にも同じ悩みを抱える方が多く来院されます。特に見た目だけでなく、膝、そして股関節の痛みを感じるようになってから不安になったというケースが多いです。
この記事では、臨床経験、そして医学的根拠をもとに、O脚の構造的理解から自宅でできる対策、整骨院や医療機関での正しい対応までしっかり解説します。
目次
- はじめに
- O脚とは?|構造的O脚と機能的O脚の違い
- O脚の原因|姿勢・筋バランス・関節構造
- O脚の症状とセルフチェック方法
- O脚の治療法
- 自宅でできるO脚セルフケア|簡単ストレッチ解説
- O脚の予防法|再発防止の姿勢・生活習慣
- 受診の目安と自己判断の基準
- まとめ
- よくある質問
- 参考・引用文献
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2. O脚とは?|構造的O脚と機能的O脚の違い
▶ O脚の定義
O脚とは、両足をそろえて立ったときに膝同士がくっつかず、さらに内側に隙間ができる状態。医学的には「内反膝」と呼ばれます。
▶ 2つのタイプ
種類 | 構造的O脚(真性) | 機能的O脚(偽性) |
---|---|---|
原因 | 骨格の変形(大腿骨や脛骨) | 姿勢・筋肉のバランス・生活習慣 |
特徴 | 仰向けに寝ても膝がくっつかない | 寝ると膝の隙間が小さくなる |
対応 | 医療機関での評価・手術もあり得る | セルフケアや整骨院で改善しやすい |
私の臨床経験では、20~40代の女性に多いのは機能的O脚で、改善の余地が大きいです。
3. O脚の原因|姿勢・筋バランス・関節構造
O脚はひとつの原因ではなく、いくつかの要素が複合的に関係します。
【構造的要因】
- 大腿骨、そして脛骨の角度異常(成長期の骨発育異常など)
- 変形性膝関節症による関節の摩耗
【機能的要因】
- 骨盤の前傾、そして左右差(デスクワークや育児姿勢)
- 中臀筋、そして内転筋の筋力低下
- 股関節の内旋、そして外旋の偏り
- 足関節の過回内(かかとが内側に倒れる)
☑ エビデンス引用
"Knee alignment is highly associated with hip muscle strength and foot posture."
(出典:Journal of Orthopaedic Research, 2019)
筋力や足の構造がO脚形成に関連しているという報告があります。
4. O脚の症状とセルフチェック方法
✅ よくある症状
- 膝の内側の痛み、そして違和感
- 股関節の詰まり感、さらにだるさ
- 長時間立つと脚が疲れやすい
- スカート、またはパンツがねじれる
✅ セルフチェック
- 仰向けに寝る
- 両脚をまっすぐ伸ばす
- 膝の内側が手のひら1枚以上開いている
→ 構造的O脚の疑いあり
5. O脚の治療法
▶ 医療機関(整形外科)
- レントゲン・MRIによる骨構造の評価
- 変形性膝関節症への注射治療、そしてリハビリ指導
- 重度の場合、骨切り術(HTO)などの手術選択肢も
▶ 整骨院・整体
機能的O脚に有効な施術:
- 骨盤、そして股関節のモビリゼーション
- 内転筋、そして大臀筋への筋膜リリース
- 歩行、そして姿勢指導(荷重のかけ方、靴選びも含む)
臨床上、「1回で見た目が改善する方」もいますが、継続的な筋バランスの再学習が必須です。
6. 自宅でできるO脚セルフケア|簡単ストレッチ解説
O脚は、内もも(内転筋)、そしてお尻(外転筋)の筋力バランスが崩れていることで悪化します。
また、股関節の捻れ(内旋 or 外旋)や足首の回内も原因の1つ。
ここでは、整骨院でも実践している「機能的O脚」向けの効果的なセルフエクササイズをご紹介します。
1.ヒップリフト with ボールホールド
やり方:

- まず、仰向けに寝て、膝を立てる(足は腰幅)
- 次に、両膝の間にクッションやボールを軽く挟む(内転筋に軽い緊張)
- 息を吐きながら、お尻を持ち上げて「一直線の姿勢」に(グルーツブリッジ)
- お尻を締めながら5秒キープ → ゆっくり下ろす
- 10回 × 2セット
✅ ポイント:
- 膝が外に開かないように常にボールを軽く押す意識
- 腰を反らずに、おへそを軽く引き込むように上げる
- お尻と内ももが同時に効いていればOK
- フォームが崩れる場合は、鏡や動画でチェック推奨
2. クラムシェル(中臀筋トレーニングの王道)
やり方:

- まず、横向きに寝て、膝を90度に曲げる
- 次に、かかとはつけたまま、上側の膝をゆっくり開く
- そして、お尻の横に力が入っていることを確認
- 15回×2セット(左右)
ポイント:
- 腰が後ろに倒れないように骨盤を固定
- 膝の可動域は狭くてもOK、中臀筋に効いていれば正解
- 慣れてきたらゴムバンド(ヒップバンド)を活用すると効果倍増
3. 内転筋レッグリフト
やり方:

- 横向きに寝て、下側の脚をまっすぐ伸ばす
- 上側の脚は膝を軽く曲げて床に置く(バランスサポート)
- 下側の脚を天井方向に持ち上げ、内ももに効いている感覚を意識
- 10〜15回×2セット(左右)
ポイント:
- 腰が反らないよう、体幹を軽く締める
- ゆっくり上げて、ゆっくり下ろす
- 足首に重り(アンクルウェイト)をつけても可
☑ 注意点
- 呼吸を止めず、リラックスして行うこと
- 膝や股関節に痛みが出たらすぐ中止
- 週5〜6日、2〜3週間続けて効果を確認
- 最初は「翌日軽く筋肉痛になる」くらいが目安
📝 アドバイス(臨床現場から)
多くのO脚の方は「膝を閉じる力(内転筋)」が弱い一方で、股関節外旋位にロックされたまま歩いているケースが多いです。
エクササイズでは必ず骨盤と股関節のポジションを整える意識が重要です。
7. O脚の予防法
姿勢改善
- 骨盤を立てた座り方を意識(骨盤座りNG)
- 足を組まない習慣づけ
靴の見直し
- かかとが安定した靴を選ぶ
- ヒールは3cm以下・短時間使用推奨
日常動作
- 内股歩きを避ける
- 片足荷重を避ける(立ち仕事の方は要注意)
8. 受診の目安と自己判断の基準
▶ 膝や股関節に痛みがある?
↓ YES
→ 整形外科へ(画像診断推奨)
▶ 見た目のO脚が気になるが、痛みはない?
↓ YES
→ 整骨院・整体での評価が有効
▶ 自宅ケアを続けても変化がない?
↓ YES
→ 機能的評価を受けてプログラム修正
9. まとめ
O脚は「骨格のせい」と思われがちですが、実は筋肉や姿勢のクセによるものが多く、改善可能なケースが多いです。
- 自宅でのセルフケアは効果的だが、正確なフォームが重要
- 「構造的か機能的か」を見極めるための評価が改善の近道
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10. よくある質問
Q1. O脚は子どもにも起こる?
→ 成長過程でのO脚は自然なものもありますが、7歳以降で目立つ場合は要相談。
Q2. 1日どれくらいストレッチすればいい?
→ 1回10〜15分程度を、週5〜6日が目安。重要なのは「毎日少しずつ」です。
Q3. どのタイミングで整形外科を受診すべき?
→ 膝の痛み、歩行困難、そしてO脚の急激な悪化が見られる場合は早めに受診を。
Q4. 骨盤矯正はO脚に効く?
→ 骨盤の傾きが原因なら有効。ただし単発の矯正だけでは不十分です。
Q5. O脚は完全に治せる?
→ 機能的O脚は改善可能。構造的O脚も症状のコントロールは十分可能です。
11. 参考・引用文献
- "Knee alignment and hip strength in women with genu varum." J Orthop Res. 2019
- 日本整形外科学会 変形性膝関節症ガイドライン(2020)
- 「筋骨格系のキネシオロジー」医学書院
- 厚生労働省 e-ヘルスネット
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