お尻の痛みの原因は？ケア、対処法を専門家が解説
令和整骨院
1. お尻の痛みとは？
お尻の痛みとは、臀部周囲に感じる鈍痛・鋭痛・しびれ・そして違和感などの症状を指します。
痛みの原因は、筋肉・神経・関節・血管・内臓疾患など多岐にわたり、放置すると慢性化、そして機能低下につながることもあります。
よくある症状
- 座っていると痛い
- 立ち上がる時にズキッと痛む
- 太もも、そしてふくらはぎにしびれが広がる
- 朝起きた時、そして歩行中に痛む
これらは「単なる筋肉痛」と片付けられがちですが、実際には神経性、または内臓性の重大な病変が隠れていることもあります。
まずは、痛みの原因を正確に分類することが重要です。
関連記事
2. お尻が痛くなる原因とは？
お尻の痛みは以下の3つに大別されます。
2-1. 筋・骨格性の原因（整骨院・整形外科で多い）
①梨状筋症候群
梨状筋の緊張が坐骨神経を圧迫し、殿部痛・そして下肢痛を引き起こす状態。
- 症状：座位で悪化／足のしびれ
- 検査：FAIRテスト陽性
✅ 対応：梨状筋のストレッチ・筋膜リリース・そして物理療法
②中殿筋・小殿筋のトリガーポイント
中・小殿筋の筋硬結が関連痛を引き起こす。
- リスク：ヒール／片脚重心／姿勢不良
- 対応：トリガーポイントリリース／股関節外転筋の再教育
③坐骨滑液包炎
長時間の座位、そして圧迫による坐骨部の炎症。
- 症状：座ると局所的に鋭い痛み／押すと痛い
- 対応：アイシング／クッション調整／炎症軽減施術
④仙腸関節性腰痛
仙腸関節のズレ、そして炎症に伴う殿部痛。
- 特徴：片側性の殿部痛／朝のこわばり
- 検査：Fortin point圧痛
✅ 対応：骨盤矯正／モビリゼーション／周囲筋の安定化
2-2. 神経性の原因（整形外科での精査が必要）
①坐骨神経痛
椎間板ヘルニア、そして脊柱管狭窄による坐骨神経の絞扼。
- 症状：臀部～下肢に放散痛／感覚鈍麻／しびれ
- 特徴：前屈、そして長時間歩行で悪化
②腰椎椎間板ヘルニア・分離症・狭窄症
腰椎の変性による神経根圧迫が殿部に関連痛を出す。
- 症状：お尻～脚にかけての放散痛／SLRテスト陽性
- 対応：整形外科的評価→必要に応じて画像検査
2-3. その他の原因（見落とされがち）
①股関節由来の関連痛
変形性股関節症・そして大腿骨頭壊死などでお尻に痛みが現れる。
- 特徴：足の付け根も痛む／歩行困難
- 対応：股関節の評価・そして整形外科受診を推奨
②内臓疾患由来の関連痛
前立腺・子宮・そして直腸などからの関連痛が殿部に出現。
- 特徴：運動に関係なく鈍い痛み／発熱・そして排尿異常を伴うことも
- 対応：内科・婦人科・そして泌尿器科の受診
③血管性の痛み（閉塞性動脈硬化症など）
血流不足による筋の酸欠→間欠性跛行として出現。
- 特徴：歩行で痛み→休むと軽快／ABI検査で確認
- 鑑別：脊柱管狭窄症との違いに注意
3. お尻の痛みのセルフチェックと症状の見分け方
| チェック項目 | 疑われる原因 |
|---|---|
| 座ると痛む | 梨状筋症候群・坐骨滑液包炎 |
| 足にしびれがある | 坐骨神経痛・ヘルニア |
| 押すとピンポイントで痛い | トリガーポイント・滑液包炎 |
| 動きに関係ない鈍痛 | 内臓疾患由来の関連痛 |
| 歩くと痛くて、止まると軽快 | 閉塞性動脈硬化症 |
✅ 不安があれば整骨院での初期評価 → 必要に応じて医療機関へ紹介が理想です。
4. 病院と整骨院での治療法の違い
| 医療機関（整形外科） | 整骨院 |
|---|---|
| 画像検査（MRI/レントゲン） | 姿勢・動作の徒手評価 |
| 薬物療法・注射・手術 | 手技療法・物理療法・運動療法 |
| 手術など重度ケースに対応 | 根本的な機能改善と再発予防に強み |
✅ 両者の連携が理想的。初期は整骨院→改善しなければ医療機関へ紹介。
5. 自宅でできるストレッチ・ケア方法
- 梨状筋ストレッチ
- 中殿筋のリリース（テニスボールなど使用）
- ハムストリングス・そして腰部のストレッチ
- 骨盤ニュートラルを保つ座り方の工夫
- お風呂での温熱療法
▶️ 痛みが強くなる場合は中止し、専門家に相談を。
6. お尻の痛みを予防する生活習慣と姿勢
- 長時間座る場合はクッションを使う
- 1時間ごとに立ち上がりストレッチ
- 股関節・そして骨盤の安定性を高めるエクササイズ（クラムシェル・ヒップリフトなど）
- 足を組まない／猫背を避ける
7. 受診の判断
✔ お尻の痛みが1週間以上続く → 整骨院・医療機関へ
✔ 足にしびれがある → 早めに整形外科受診
✔ 座る・押すと痛い → トリガーポイント／滑液包炎の可能性
✔ 動きに関係なく痛む → 内科・婦人科受診
✔ 歩行で痛くなるが休むと軽快 → 血管性かも？循環器へ
8. まとめ
お尻の痛みは「放っておけば治る」と思われがちですが、
実際は放置で悪化・慢性化しやすく、そして正しい評価と対処が必要です。
・整骨院では、原因の評価と再発予防までサポート可能です。
・気になる症状がある場合は、早めにご相談ください。
・自宅ケア、そして姿勢改善も継続することが大切です。
・令和整骨院のお得なクーポンはこちら↓
シェア・登録
✅ LINEで無料ストレッチ動画を配信中！
✅ SNSでも健康情報を発信中。
本記事が参考になった方は、ぜひご家族、そしてご友人ともシェアしてください。
また、もっと詳しく知りたい方は当院のLINEにご登録ください。無料相談、そして最新情報やセルフケア法をお届けしています。
👉 [LINE登録はこちら]
Instagramでは為になる情報を発信
👉 [Instagramフォローはこちら]
関連記事
#腰 #膝 #首 #肩 #背中 #整骨院 #マッサージ #腰痛 #肩こり #むくみ #博多区 ＃令和整骨院 ＃膝関節 ＃姿勢 ＃構造
・令和整骨院のお得なクーポンはこちら↓
