右側の背中が痛いのはなぜ?専門家が解説

はじめに
右側の背中が痛い方は「朝起きると右側の背中が痛い、ズキズキ痛む」そして「デスクワーク中、右肩甲骨の内側がつっぱる感じがする」そんな経験はありませんか?
一時的な筋肉のこわばりだと思ってそのままにしていると、慢性化したり、さらに別の部位の痛みにつながったりすることも。
特に、「右側だけ」背中が痛む場合は、姿勢のクセ、または内臓の状態、神経の影響など、さまざまな原因が隠れている可能性があります。
この記事では、
・右側の背中が痛いメカニズム
・筋肉・神経・内臓などの具体的な原因
・専門家が教えるセルフストレッチ
・整骨院での有効な治療法
といった医学的・科学的根拠に基づく内容をわかりやすく解説していきます。
症状を放置せず早めに原因を把握して、正しい対処をすることが改善の第一歩です。
「ただのコリ」では片付けられない背中の痛み、一緒にしっかり理解していきましょう。
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目次
1. 右側の背中が痛い|よくある症状とは
「右の背中がズキズキする」「肩甲骨の下あたりに違和感がある」そして「腰に近い部分が張ってつらい」など、背中右側の痛みは年齢や性別を問わず多くの方に見られる症状です。
特に多いケースは:
- 長時間座っていると背中の右側が痛くなる
- 朝起きた時から右の背中が硬い
- 深呼吸やひねり動作で痛みが強くなる
これらは姿勢、筋肉、そして内臓など複数の要因が絡んでいることが多いため、原因を正しく見極めることが重要です。
2. 右側の背中が痛い原因は?
【1】筋肉の緊張や炎症(筋筋膜性疼痛)
右側の背中には、広背筋・脊柱起立筋・肩甲挙筋などの大きな筋肉があり、日常の動作、または姿勢の影響を強く受けます。
- 長時間のデスクワーク、またはスマホ操作
- 片側だけの荷物持ち、または育児(抱っこ)
- 運動不足、そして筋力低下
これらが重なることで、筋肉が疲労し炎症を起こす「筋筋膜性疼痛症候群」が起こります。
【2】関節や神経の問題
胸椎や肋骨の関節が硬くなると、動作時に痛み、そして可動域制限が起きます。また、肋間神経痛、または神経圧迫も右背部痛の原因となります。
- 猫背による胸椎の可動域減少
- 背骨のゆがみによる神経の刺激
- 背中をひねった際の痛み、またはしびれ
【3】内臓からの関連痛(放散痛)
右側には肝臓・胆のう・腎臓があり、内臓のトラブルが背部に痛みを引き起こすこともあります。
- 胆石や胆のう炎:食後に右背部が痛む
- 腎結石や腎盂腎炎:腰に近い背中の痛み、または発熱
- 肝機能障害:倦怠感と右上腹部の重さ
内臓性の痛みは、背中のマッサージでは改善しないのが特徴です。
3. セルフチェックで自分の状態を確認
自分でできる簡単なチェック方法を紹介します。
チェック項目 | 内容 |
---|---|
姿勢チェック | 壁に背中をつけて立ち、背中右側だけ浮いていないか確認 |
呼吸チェック | 深呼吸で背中右側に痛みが走るかどうか |
筋肉触診 | 肩甲骨周辺、または腰部を指で押して痛みや硬さがあるか |
内臓チェック | 発熱、吐き気、尿の色、そしてにおいに異常がないか |
いずれかに該当する場合、放置せず専門家への相談が必要です。
4. 放置は危険?受診の判断ポイント
以下に該当する場合は、整形外科や内科、整骨院の受診を検討しましょう。
【病院(整形外科・内科)を受診すべき症状】
- 発熱、吐き気、そして倦怠感を伴う
- 食後、または夜間に痛みが強くなる
- 安静にしていても痛みが引かない
【整骨院で対応できるケース】
- 姿勢、または筋肉のバランスに問題がある
- 日常動作、または姿勢に関連する痛み
- ストレッチ、または温めで改善する場合
5. 自宅でできるストレッチ・ケア方法
デスクワークやスマホの使いすぎで固まりやすい「背中・肩・腰」をやさしくゆるめて整える、初心者向けのストレッチを3つ紹介します。リラックスしながら行えるので、毎日のケアにおすすめです。
① キャット&カウ
【やり方】

- 四つん這いの姿勢をとり、手は肩の真下、膝は股関節の真下にセットします。
- 息を吐きながら背中を丸めて、おへそを覗き込むようにします(キャット)。
- 息を吸いながら背中を反らせて、胸を前に突き出します(カウ)。
- この動きをゆっくり10回繰り返しましょう。
【ポイント】
- 呼吸と動きを合わせるのがコツです。
- 背骨1つ1つを動かすイメージで、無理のない範囲で行ってください。
② 四つん這い胸椎回旋ストレッチ
【やり方】

- 四つん這いの姿勢をとります(両手は肩の下、膝は腰の下)。
- 右手を頭の後ろに添え、肘を横に張ります。
- 息を吐きながら、右肘を体の下にくぐらせるように左方向へ回旋。
- 息を吸いながら、右肘を天井に向けて開くように胸を回旋します。
- 胸が気持ちよく開くところまで動かし、ゆっくり10回繰り返します。反対側も同様に。
【ポイント】
- 動きは呼吸と合わせてゆっくり行いましょう。
- 腰ではなく胸のあたり(胸椎)から動かす意識を持つと効果的です。
- 手の位置は変えず、視線は肘に合わせると自然な回旋ができます。
③ チャイルドポーズ
【やり方】

- 四つん這いから、お尻をかかとに下ろします。
- 両手を前に伸ばし、胸とおでこを床に近づけます。
- このまま深呼吸をしながら、30秒〜1分キープします。
【ポイント】
- 呼吸に合わせて背中〜腰がふわっと緩むのを感じましょう。
- 肩に力が入らないよう、首や肩はリラックス。
この3つを朝起きたときや寝る前に行うだけでも、背骨の動きがよくなり、肩こりや腰の重だるさがラクになりますよ。
ストレッチの流れとしては、キャット&カウ → 胸椎回旋ストレッチ → チャイルドポーズの順で行うとスムーズです。
6. 再発予防のために気をつけたい習慣
- デスクワークでは1時間に1回の立ち上がり・肩回し
- 荷物を持つときは左右交互に
- スマホは目線の高さで操作し、猫背を防ぐ
- 筋トレ(体幹強化)とストレッチを習慣にする
7. まとめ|今すぐできる対処法と相談先
右側の背中の痛みは、多くが姿勢・筋肉のバランスからくるものですが、まれに内臓疾患が関係していることもあります。
- 姿勢と生活習慣を見直す
- ストレッチやケアで様子を見る
- 症状が長引く・強くなる場合はすぐに受診を
痛みを我慢せず、まずはお気軽に専門家へご相談ください。
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8. よくある質問
Q1. ストレッチで逆に痛みが増しました。続けて大丈夫?
→無理な伸ばしすぎはNGです。中止し、数日たっても改善しない場合は専門家に相談してください。
Q2. なぜ右側だけ痛むのですか?
→日常動作や姿勢のクセ(利き手・荷物の持ち方など)によるアンバランスが原因のことが多いです。
Q3. どのくらいで治りますか?
→軽度な筋肉性の痛みであれば、数日〜1週間で改善傾向が見られます。症状が長引く場合は早めの対応をおすすめします。
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